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2020.01.17

ALOHA!

 

突然ですが皆さんはアメリカの学校がどのように入学希望者を選抜するかご存知でしょうか?

 

日本で高校、大学受験の際に勉強された思い出のある方などは、アメリカの学校の選抜制度に馴染みがないという方も多いかと思います。

 

アメリカの学校はいわゆる一発勝負の学力選抜試験だけの選考は行いません。これは教育機関のレベルに関わらず、私立の小中高校のお受験から大学、大学院までも同様です。

 

Statementと呼ばれるエッセイや高校での成績や推薦状などをもって、その学生が持つ資質や実績、人間性など様々な側面から、学校が求める人材であるか審査を行います。だから個性的な研究や社会的な活動、学校での活躍などもアピールのポイントになるのです。小中高校の場合はSkypeなどを利用した英語面接を行うことも珍しくなく、また難しい学校では保護者にも英語力を求めることもあります。

 

ここまで聞いてピンと来た方もいらっしゃるかと思います。

 

そう、すなわちアメリカのスタンダードな入試は日本で言う「AO入試」に近い形をとっているのです。AO入試はもともとアメリカで行われていた入試制度を日本が参考にして取り入れたものと言われているので本来順序が逆なのですが、そのように理解するとイメージしやすいかと思います。

 

だから受験の際には以下のような書類が求められ、大学はこれらを見て総合的に審査を行います。

 

① 高校、あるいは直近の学歴の内申書
② SAT・ACT、大学院課程の場合はGRE、GMATなど各種統一テストのスコア
③ 推薦状(学校の先生や進路指導者などに依頼して書いていただきます)
④ エッセイ、ステイトメント (指定されたテーマに沿って作成したもの)
※これらは一例です。各大学、学部によって出願書類は異なります。

 

日本の「AO入試」というと学力の低下が指摘されるなど課題ありますが、世界一の経済大国であるアメリカの教育ではずっとこうした選抜方法が行われ、優秀な人材の確保、育成に成功しているのです。

 

 

アメリカの入試では内申点が大切

 

内申点というと日本では推薦入試の際に重要、一般入試では足切りに使われるものというイメージも強いですが、アメリカの入試ではGPAと呼ばれる出身校/在籍校での成績がとても重要です。これは大学のレベルに関わらずどの学校でも同じで、名門校になればなるほど高いGPAが求められます。

 

GPAとは:Grade Point Averageの略称です。成績にはA、B、C、D、Fの5段階評価がありますが、それぞれ4~0の点数が付与されています。それによって算出される評定平均がGPAです。
GPAの理解は留学中にも大変重要なので、この機会にぜひ覚えてきましょう!

 

GPA計算式「(成績×単位数)の合計÷総単位数 」

 

例)

3単位のA(4点)が1つ=3*4=12
3単位のB(3点)が1つ=3*3=9
3単位のC(2点)が1つ=3*2=6
3単位のD(1点)が1つ=3*1=3
計12単位

 

の場合、上記式に当てはめて (12+9+6+3)÷12=「2.5」
この場合のGPAは2.5ということです。

 

各大学が独自の換算方法をとるので、出身校での成績がアメリカ式のGPA計算にそのまま反映出来ない場合がありますが、いずれにせよ最終的なGPA計算は志望校の判断になります。

 

日本では学習塾の影響で受験勉強はどんどん先に進んでいて、学校の授業では寝ていたり、塾の課題の自習をしているといった光景も日常的に見られますが、内申点が重要なアメリカではこうしたことは起こりません。むしろ勉強に励んでいる学生ほど学校の授業を真面目に受けて学力を伸ばしているのです。一夜漬けでは成しえない日頃の努力が実を結ぶということですね。

 

個性を伸ばし興味を刺激するアメリカ式の教育が、日本との学習環境の違いを作っているのは面白いですよね。

ハワイ留学をお考えの皆さまはどんな環境で学びたいですか?また、お子様にどんな教育環境で学ばせたいでしょうか?

 

MAHALO!